15 原因療法はどれか。1つ選べ。
1 発熱に対する解熱薬投与
2 呼吸不全に対する人工呼吸
3 出血に対する外科的止血術
4 気胸に対する胸腔ドレナージ
5 アナフィラキシーに対するアドレナリン投与
解答 3 11版P.157
【オリジナル解説】
1. 発熱に対する解熱薬投与(対症療法) 発熱は感染症などの「結果」として生じている症状です。解熱薬は熱を下げて体力を温存させますが、熱の原因(細菌やウイルスなど)を直接死滅させるわけではないため、対症療法にあたります。 2. 呼吸不全に対する人工呼吸(対症療法) 呼吸不全という「状態」を改善するために酸素を送り込みますが、呼吸不全を引き起こした原因(肺炎、肺挫傷、薬物中毒など)そのものを治す治療ではないため、対症療法です。 3. 出血に対する外科的止血術(原因療法) 「出血」という循環障害に対し、破れた血管を縫合したり結紮したりして物理的に止める行為は、障害の**直接的な原因を排除**する治療であるため、原因療法に分類されます。 4. 気胸に対する胸腔ドレナージ(対症療法) 脱気によって肺の虚脱という「状態」を改善し、呼吸を楽にさせる処置です。肺に穴が開いた根本的な原因(ブラの破裂や外傷など)が自然閉鎖するのを待つ、あるいは別途手術が必要になるため、ドレナージ自体は対症療法的側面が強いとされます。 5. アナフィラキシーに対するアドレナリン投与(対症療法) アドレナリンは、血管収縮や気管支拡張によって「ショック状態」や「呼吸困難」という命に関わる症状を強力に抑え込みますが、アレルギーの原因物質(抗原)を体から消すわけではないため、高度な対症療法に分類されます。
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