4 「令和5年(2023)厚生労働省 人口動態統計月報年計(概数)」による死因別にみた人口10万あたりの死亡数が最も多いのはどれか。1つ選べ。
1 肺炎
2 心疾患
3 脳血管疾患
4 不慮の事故
5 悪性新生物
解答 5
【AIによる解説】
第4問は、日本の最新の人口動態統計(死因順位)に関する問題です。医療・救急体制を考える上で、日本人がどのような原因で亡くなっているかのボリュームゾーンを把握しておくことは必須の知識です。
解説:日本の死因順位(2023年統計)
正解は5(悪性新生物)です。
厚生労働省が発表した「令和5年(2023年)人口動態統計月報年計(概数)」によると、主な死因別の死亡数および死亡率(人口10万対)の順位は以下の通りとなっています。
第1位:悪性新生物(ガン)
昭和56年(1981年)以来、一貫して死因の第1位であり続けています。現在では、日本人の約3〜4人に1人がガンで亡くなっています。
第2位:心疾患(高血圧性を除く)
心不全や心筋梗塞などが含まれます。
第3位:老衰
近年、高齢化に伴い急上昇しており、平成30年(2018年)に脳血管疾患を抜いて3位となりました。
第4位:脳血管疾患
脳卒中(脳梗塞、脳出血など)です。かつては1位だった時代もありましたが、現在は減少傾向にあります。
第5位:肺炎
選択肢の検討(人口10万あたりの死亡数順)
今回の選択肢の中で比較すると以下の順になります。
5 悪性新生物(圧倒的1位)
2 心疾患(2位)
1 肺炎(5位)
3 脳血管疾患(4位)
4 不慮の事故(さらに下位)
救急救命士としての臨床的視点:統計を現場に活かす
救急救命士にとって、これらの統計は単なる数字ではなく、現場での「疑うべき病態」の優先順位に直結します。
心疾患・脳血管疾患の重要性:
統計上の順位は2位や4位ですが、救急要請される急病の中ではこれらが最も緊急性が高く、救命士の介入(特定行為や迅速な搬送)が予後を大きく左右します。
「老衰」と「不慮の事故」:
統計上3位の「老衰」に関連して、自宅での看取り事案が増えています。また、「不慮の事故」の中では「窒息(誤嚥)」や「転倒・転落」が上位を占めており、高齢者の生活環境への注意喚起が重要であることが分かります。
悪性新生物の急変:
1位であるガン患者さんの終末期における疼痛管理や急変時の対応など、在宅医療と連携した救急活動のニーズが高まっています。
最新の順位まとめ:
「ガン・心・老衰・脳・肺炎」の順(1位〜5位)で覚えておくと、国家試験対策としては完璧です。
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