2026年1月4日日曜日

第48回A問題 問11 死に関わる手続きについて正しいのはどれか。

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11 死に関わる手続きについて正しいのはどれか。1つ選べ。

1 検案は警察官によって行われる。

2 監察医制度は全都道府県にある。

3 検視は医療法に基づき行われる。

4 異状死体は保健所への届出が必要である。

5 司法解剖は犯罪の関与が疑われる場合に行われる。


解答 5 11版P.186



【オリジナル解説】


各選択肢の修正と根拠

選択肢5:正しい

司法解剖は、刑事訴訟法に基づき、犯罪の疑いがある死体について、その死因などを明らかにするために裁判所の許可(鑑定処分許可状)を得て行われる解剖です。


選択肢1:誤り(正:検案は「医師」によって行われる)

検案とは、医師が死体を外表から検査し、死因や死亡時刻などを判定する医学的行為です。警察官が行うのは「検視(事務的・法的な確認)」であり、医学的な判定である「検案」は必ず医師が行います。


選択肢2:誤り(正:監察医制度は「東京23区や一部の政令指定都市」のみにある)

監察医制度(死体解剖保存法第8条)に基づき、異状死体の死因究明を行う監察医が置かれているのは、現在、東京23区、横浜市、名古屋市、大阪市、神戸市などの一部地域に限られています。全都道府県ではありません。


選択肢3:誤り(正:検視は「刑事訴訟法」に基づき行われる)

検視は、刑事訴訟法第229条に基づき、検察官(実際にはその代行としての警察署長等)が、犯罪の疑いの有無を確認するために行う「検分」です。医療法に基づくものではありません。


選択肢4:誤り(正:異状死体は「警察署」への届出が必要である)

医師法第21条により、医師は死体を検案して異状があると認めたときは、24時間以内に所轄警察署に届け出なければならないと定められています。保健所ではありません。

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